「空き家があるんです。避難者の方に住んでもらえれば…。」
3月、4月に立て続けにこのようなお話が舞い込みました。
それは、例えばこんな思いから、お申し出いただきました。
「ずっと空き家にしている。時々、風通しなどはしているけれど、誰も住まないと家は傷んでいくばかり。それならばいっそ、避難者の方に住んでいただきたい。両親はかつて東北に住んでいたこともあり、避難者の方に使ってもらえるならきっと両親の気持ちに沿えると思う。」
こういうお話は、私たちにはとても有難いお話です。
現在、避難者は避難元・避難時期などによって住宅支援が受けられる人もいれば、受けられない人もいます。
また、支援があったとしても、それがいつまで続くかわからない中で今後の生活をどうすべきかを考えながら過ごしている方も少なくありません。
この年度替わりに避難元へ帰られた方もいます。しかし残る避難者の中には、すでに移住を決めている方もいれば、今も帰るか帰らないか迷っている方もいます。いずれは帰ろうと思っているけれど、それはまだ当分先のことと考えている人もいます。
生活を安定させるために、住む所はとても重要です。
こちらでの再就職もなかなか思うように行かない方もいます。
いろいろと状況は不安定な中、このようなお話は避難者としてとても有難く思います。
もし、空き家をお持ちの方で「このような使い方をするのも良いな」と思われた方がいらっしゃいましたらアスチカまでお声掛けください。
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