会員専用ページ

パスワード

カテゴリー

月ごとの記事

最近の記事

最近のコメント

7 8 9 10 11

6月9日、ゆいぽーとにて「原発事故子ども・被災者支援法」広島フォーラムを開きました。

途中で帰られた方も含め、約50名の方にお越しいただきました。

 

最初に「福島の子ども達を守る法律家ネットワーク(SAFLAN)」に所属されている司法書士の丹治泰弘さんから「原発事故子ども・被災者支援法を知ろう!」という基調講演。1時間以上の時間をかけて、幅広い情報をいただきました。

 

その後、広島の避難者の現状について、広島県からの情報提供を元に、広島市被災者支援ボランティア本部の前本部長様から情報提供をいただきました。現在、把握されているだけで広島県内に約560名の避難者がいること、おそらく把握しきれていない避難者がまだいるだろうということなどお話しいただきました。

 

 

そして、それらの情報提供が行われた後、参加いただいた方とワークショップを行いました。

せっかく関心を持っていただいて足を運んでくださった方と、それぞれの立場で感じたこと、考えたことを伝えあうことで、漠然と感じていることや疑問などが明確になったり、解消されたりしないだろうか、情報提供を受けた所から1歩、支援法に踏み込んでいただけるのではないかとのチャレンジでした。

 

ファシリテーターという存在をご存知でしょうか?

話し合いや学び合いの場をスムーズに進行させたり、参加者のパワーを引き出したり、話題を深めたりしながらその場の成果を最大限化させる役割をになう方だそうです。

 

今回は広島のファシリテーター堀口ヤスロウさんと山根和弘さんにお手伝いいただきました。

最初に初対面同士が多かった場を和ませるアイスブレイクをしながらグループ分け。5つのグループに分かれ、

「支援法を知って、自分がこれからできることはなんでしょうか?」

という問いのもと、避難者、支援者、被災地・被災者へ関心を持ち続けている方、それぞれの立場から感じたこと、考えたことを話し合いました。

途中、2回グループをシャッフルし、最後に、今日のワークショップで自分のキーワードになったこと、自分がこれから取り組もうと思うことをそれぞれ発表して終了しました。

 

 

終わってみて、避難者だけなく、広島の方々が支援法を自分のこととして語ってくださったことにとてもとてもうれしい気持ちになりました。

今回、“支援法が広く知れ渡っていないこと”がみんなの共通の思いで、“自分が発信者になる”とお話ししてくださる方も多く、その後機会あるごとに周りの人に伝えていますというご報告もいただきとても心強く思っています。

 

フォーラムから約1週間、あの時は「支援法、知らない人が多いよね」と言っていたのに、数日前、復興庁のある幹部のツイートがニュースになってから、一気に支援法がニュースの中に出てくるようになりました。

この急展開に少々驚きつつ、なかなか支援法の基本方針策定がすすんでいないことが広く知れ渡ったことは良かったと思っています。

支援法ってこういうものなんだよ、こういうことろが今、問題なんだよ…と周りの人に話しやすくなったかな。

 

この法律は私たち避難者だけでなく、避難していない方の支援にもなる法律です。

この法律の具体化を求める機運が高まることを期待しています。

 

 

6月9日(日)に「原発事故子ども・被災者支援法」広島フォーラムというものを開きます。

アスチカで広島の方へも参加を呼びかけるような大きなイベントは初めてなので、たくさんの方の力をお借りしながら、頭を悩ませつつ、準備を進めています。

 

「原発事故子ども・被災者支援法」は、正式名称「「東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関する法律」といいます。原発事故の被害者の避難する権利も、とどまる権利も認め、どの選択も間違いでないということを前提に、避難した人、とどまる人どちらにも国がきちんと保障をすることが定められています。その保障とは避難した人には移動、住宅、就学、就業、医療…など、避難しない方には医療・食の安全・放射線量の低減・保養…などが挙げられるでしょう。被災した人々の生活に密接にかかわることです。

でも、今はこの法律は理念法の状態です。具体的なことは被災した当事者やそれを支援する人々の声をしっかり聞いて決めることになっています。

 

ひろしま避難者の会「アスチカ」は原発避難者に限った避難者の会ではありませんが、原発事故での避難者も多くいることも事実です。原発事故での避難者と言うと福島と思われがちですが、福島以外からの避難者も多くいます。原発事故の影響で避難したという方の生活の悩みを聞いていると、この法律に係わることが多く含まれていると思い、今回、支援法のフォーラムを開くことにしました。

 

わたしたち避難者は避難者の立場でそれぞれに意見を出すことになりますが、避難者を支援する方、また避難しない方を支援している方にもかかわる法律かと思います。この法律はどういうものか、現状どうなっているのか、何が課題なのかなど支援法をまず知り、その場に集った人でそれぞれの立場でそれぞれの考えを出しあう機会にもしたいと思います。

 

関心を持たれた方はぜひお越しください。

お待ちしております。

こんにちは。

 

先日、今までと違う会を行いました。その名も「チクチク手仕事の会」。

 

震災や原発事故から2年が経ち、毎日毎日震災や事故の被害のこと、日々のこと、これからのことなど考え続けている避難者も多くいます。でも、毎日毎日そういうことばかり考えていては気持ちが疲れてしまいます。

あえてそういうことを考えることから気持ちを切り離す時間が必要だな。。。ということで、無心に何かに没頭できる時間を作ろうとこの会を企画しました。

 

今回は講師に、アスチカのロゴを作ってくださったデザイナーさんをお招きしてクロスステッチでの小物づくりをしました。

小さなクロスステッチの刺繍をするのですが、ほぼ全員初心者。先生の指導の下、布目を数えながら

 

チクチク…

先生!ふた針目はここでいいのでしょうか…?あ、1個ズレてましたか…。

チクチクチクチクチ…

あ!いつの間にか布目がずれてる!バックバック。。。。改めて

チクチクチクチク チクチクチクチク チクチクチクチク チクチクチクチク………… 

と刺繍に没頭。

ときどき、近況をしゃべったり、幼稚園情報を交換したりしながら、あっという間の2時間半でした。

 

予定よりもちょっと完成には時間がかかって、最後まで完成させられずに帰ることになった方もいましたが、「第2回、熱望!!」というお声もいただきながら初の「手仕事チクチクの会」 無事終了しました!

 

最後に講師の先生が持ってきてくれた、他の作品に見とれて

「かわいい~!こんなのできるようになってみたい!」

と今日の悪戦苦闘を棚に上げ、夢を膨ませたことは内緒です

 

 この会に参加してくださった会員の方の気持ちが少しでもリフレッシュできていたらうれしいなぁ…と思いつつ、やっぱり、あえてこういう気持ちを切り替えられる時間を作ることは大切だなぁ…と思った一日でした。

 

仕上がった刺繍を包みボタンにして、ゴムをつけたらヘアゴムの出来上がり♪

自分の手でかわいいものを作り上げ、大満足でした☆

<ささ>

住むところ 2013.05.13

「空き家があるんです。避難者の方に住んでもらえれば…。」

 

3月、4月に立て続けにこのようなお話が舞い込みました。

それは、例えばこんな思いから、お申し出いただきました。

 

「ずっと空き家にしている。時々、風通しなどはしているけれど、誰も住まないと家は傷んでいくばかり。それならばいっそ、避難者の方に住んでいただきたい。両親はかつて東北に住んでいたこともあり、避難者の方に使ってもらえるならきっと両親の気持ちに沿えると思う。」

 

こういうお話は、私たちにはとても有難いお話です。

現在、避難者は避難元・避難時期などによって住宅支援が受けられる人もいれば、受けられない人もいます。

また、支援があったとしても、それがいつまで続くかわからない中で今後の生活をどうすべきかを考えながら過ごしている方も少なくありません。

この年度替わりに避難元へ帰られた方もいます。しかし残る避難者の中には、すでに移住を決めている方もいれば、今も帰るか帰らないか迷っている方もいます。いずれは帰ろうと思っているけれど、それはまだ当分先のことと考えている人もいます。

生活を安定させるために、住む所はとても重要です。

こちらでの再就職もなかなか思うように行かない方もいます。

いろいろと状況は不安定な中、このようなお話は避難者としてとても有難く思います。

 

もし、空き家をお持ちの方で「このような使い方をするのも良いな」と思われた方がいらっしゃいましたらアスチカまでお声掛けください。 

 <ささ>

 

ゴールデンウィークのど真ん中、5月4日に第15回交流カフェを開きました。

大人11名子供4名の参加者でした。

 

まず最初に、平成25年度の総会を開催しました。

昨年度の活動・会計の報告をし、続いて今年度の活動予定と会計予算の案が提案され承認されました。

 

 

その後の交流カフェではいつものように自己紹介からスタートしました。

みんなで自分の趣味や特技などを交えながら近況報告をしました。

今回も驚く趣味や特技がどんどん出てきて盛り上がり、和やかに会は進みましたが、「趣味だったことを今は気持ち的に楽しめなくなってしまった…」という話が出るとそれもまたみんなうなずく共通の思いでした。

今回は間もなく広島を離れる方、近々広島に来られる方なども顔を出していただき、情報交換もできたかと思います。

そして、4時過ぎにいったんお開きになったものの、結局5時過ぎまで話は途切れず、たくさんお話の出来た会になりました。

 

 

花。 2013.04.15

こんにちは。

広島市内はピンク色からすっかり緑色の季節になりました。

皆さん、お花見しましたか?私は残念ながら、出来ずじまいでした。。。

今、桜のシーズンのところの方、これからシーズンを迎えるところの方、どうぞ春の訪れを楽しんでください。

 

さてさて、新年度が始まりました。新しい環境で生活を始めた方もいるのではないでしょうか?

アスチカ会員の方のなかにも、この春に避難元へ戻られた方、広島からまた新しい場所へ移られた方なども少しですがいらっしゃいました。また、広島でお子さんの新入園、新入学など迎えた方もいます。

それぞれ新しい生活を精一杯過ごされていることと思います。

新年度になって半月、ひょっとすると新しい生活のペースをつかむのにもう少し時間が必要な方がいるかもしれませんね。
少しずつ、自分の生活ペースを整えて行かれること、応援しています。

 

年度末⇒新年度となって、アスチカ事務局もやらなければいけないことがいろいろあり、今日の午前中は「広島市社会福祉センター」のひと部屋を借りていろいろと作業をしてきました。
作業をしていると、今日はフロア全体にふんわりと甘~い香りが漂っていました。
でも、「これは〇〇の香りだ!」とピンと来るものもなく、なんとなーくその香りを感じていたのですが、作業の途中その香りの正体がわかりました。

 

 「この甘い香りは、幸福の木の花の香りなんですよ。数年に1回しか咲かないんですよ。」

 

幸福の木?

数年に一度しか咲かない

 

そう聞くと気になりませんか?その花を愛でられたらなんだか幸せになれるような気がしませんか?

「見てみたい!作業が終わったら、あとで見せてもらおう!」と思い、せっせと作業をしていたのですが、子どもの帰宅時間に気をとられ、幸福の木の花を見ないまま社会福祉センターを後にしてしまった私。。。

「しまった。。。

気付いたところで、残っていたスタッフにメールをし、

 

「幸福の木の花の画像を送って~!」

 

とお願いしました。そうして送られてきたのがこの画像。

 

 

 これが幸福の木の花ですって。

このブログを見に来てくださった方に幸せが訪れますように

<ささ>

本日はお昼付近に天気が大荒れになるとの予報が出ております。
外出の危険、交通機関の乱れなどが予想されますので、本日の交流カフェは中止といたします。
 
楽しみにされていた方、すみません。
またの機会のご参加、お待ちしております。
 
強風も予想されています。お気をつけてお過ごしください。

桜の満開が各所で話題となっていますね。

4月になって、新年度の入れ替わりに忙しい方も多いのではないでしょうか?

そんな新しいスタート!交流カフェでおしゃべりしませんか?

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

日時 4月6日(土)13:30~16:00 

※託児・学習支援あります(託児希望のお子様のご飲食はご持参ください)

場所 広島市社会福祉センター 5階 第1・2講習室

内容 「アスチカ」からのお知らせ、情報共有、歓談

会費 100円/世帯

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

参加してみようと思ったけど・・。申し込み期限が過ぎちゃったから・・と

思っている方はいらっしゃいませんか?

取りまとめの関係で、締め切りを設けておりますが

当日まで受付しています!当日の急な参加も大歓迎です。

アスチカ事務局:070-5677-0411

明日の交流会への参加希望の方お待ちしております。

また、事前にご連絡可能な方は

Fax:082-822-0005 へ必要事項を記入してFaxしてください。

Eメール:hiroshima.hinan☆gmail.com へ必要事項をお知らせください。

(☆を@に変えてください)

 

 

アスチカ事務局

 

    

 

17日(日)は広島市中央図書館で行われた「朗読と講演会」に行って来ました。

 

 

東日本大震災や福島第一原発事故に関連する沢山の詩や絵本・作文集の中から抜粋しての朗読会。

朗読は「ひろしま音読の会」さんが担当されました。

「ひろしま音読の会」は2000年に設立。被爆地ヒロシマを朗読によって伝えていきたいと元アナウンサーの方々が集まってできた会だそうです。

どうりですばらしい朗読!皆さん熱心に聞き入っていました。

 

そして、講演担当のアスチカ。

津波のこと・原発のことでそれぞれ、アスチカの会員の3名の方にご協力を頂き、お話していただきました。

 

被災者として、人前で話をする、ということはとてもとても大変なこと。

原稿を書くところから辛い当時のことを思い出さなくてはならないし、その辛い気持ちを集まった大勢の方の前で自ら喋らなければなりません。

本当に辛いことです。

ですが、実際に被害にあった誰かが伝えなければ、恐ろしさや憤りを伝えていかなければ、時間と共に風化してしまうのでは・・・。と快く引き受けてくださいました。

 

会場には50人ほどの方が来てくださっていました。

それぞれの朗読と講演、広島の方々はどのように感じられたのでしょう。

私も被災者と言われる様になり日々感じることがあります。

それは、知ろうとしてくださること、被災地にそして避難者に思いを寄せ、そして知ったことで考えてくださること、それがなにより嬉しいということ。

 

私たちは当事者と言われる立場にあります。

被災地から遠く離れた広島で、あの時の事を知っている私たちが果たすべき役割があるのでは・・・、そう感じます。

風化させない、そのために私たちができることも、少しずつ考えていきたいと思います。

 

広島の方々に震災のこと、そして避難者のこと・アスチカのことを知っていただくいい機会になったと思います。

どうかこの機会がこれで終わることなく、避難者と共に考えてるようになれば・・・。そんなふうに思いました。

 

この会を企画してくださった広島市中央図書館のみなさま、ひろしま音読の会のみなさま、お話して下さった会員の方々、そして会場に足を運んでくださった方々、ありがとうございました。

 

<KUU>

こんにちは。

東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から丸2年が経ち、3年目に入りました。

3月11日は何かブログを更新した方がいいかな…と思いつつも、何を書いていいのか分からずにそのままに過ごしてしまいました。皆さんはどんな3月11日を過ごしましたか?

 

今年の3月11日は平日だったこともあり、子ども達は学校や幼稚園に行くし、私は普通に過ごすlことにしました。午前中のうちに友達のチャリティーフリマに顔を出したぐらいで、あとは普段通り。でもでも、「行動はそうだったけど、気持ちは普段通りにはいかなかった…」というのが正直なところ。2時46分が近づくにつれて、いろんなことを思い浮かべました。

 

3年前のこの時間はこんなことをしていた。2時46分の数分前、私はあそこに座っていて、子どもはこんな行動をしていた。そろそろ揺れが終わったころか。外に出て、誰々とこんな会話をしたな。急に暗くなって雪が降り出したころだな。津波はまだ来てないころだ。今頃は……。

 

やっぱり、3月11日は深く深く刻まれているのだな。。。と思わずにいられません。それでも、時間は過ぎて行きます。毎年毎年、3月11日はこうしてあの日のことを思い出すのでしょう。

 

そう、時間は過ぎていきます。今年も桜が話題になる季節になりました。2011年も震災後、それでも桜が咲くのだな。。。と思いました。広島市の開花予想は22日。あと8日で桜が咲くとは、今日の寒さからはピンときませんが、30日には満開になるそう。

2年前は悲しくてお花見する気にはならなかったけど、去年は子どもたちが「ここで見たい!」という場所があって、その場所まで出かけて桜の下でお弁当食べました。今年も子ども達の希望の場所でお弁当食べる予定です。

 

 

<ささ> 

7 8 9 10 11
ひろしま避難者の会 アスチカ
メール:hiroshima.hinan@gmail.com
TEL:082-962-8124